2020年12月

 ー 朔 ー

  • 2020.12.15
  • 高齢者福祉
  • Posted by | sensin

皆様、おはようございます・こんにちは・こんばんは。

津特養NHKのHです。

 

二十四節気の中では大雪も終盤に差し掛かり、12月21日には冬至となります。

日を追う毎に寒さも厳しくなって参りましたが、皆様に於かれましては如何お過ごしでしょうか。

 

 

 

 

 

 

冬至は、太陽が1年の中で最も低く、夜が最も長くなる日です。

また、冬至の翌日から日が延びる為、中国や日本に於いて冬至は陰の極みであり、翌日から再び陽に還ると考えられてきました。この事を「一陽来復」と言い、この日を境に運が向くとされています。

 

 

 

 

 

 

次に、冬至に食べるものとして冬至粥と南瓜があります。冬至粥とは、小豆を入れた粥の事で、小豆の赤が太陽を意味し、冬至粥を食べる事で厄祓いの意味を持ちます。南瓜については、現代では保存の技術が進んでいますが、昔は野菜を年中食べることは難しい時代でした。その為、多くの栄養を含む南瓜を、野菜の不足する冬の時期に食べることで、厳しい冬を乗り切ろうという江戸時代の人たちの「冬至の日」への想いが込められているようです。

他にも冬至の七種(南京南瓜・寒天・蓮根・銀杏・金柑・人参・饂飩等)と呼ばれ、名前の最後に「ん」の付く物を食べると「運」を呼び込むことが出来ると言われています。これは、「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、「ん」には一陽来復の願いが込められている様です。

そして、冬至と言えばの柚子湯ですが、「一陽来復」の運を呼びこむ前に、厄払いする為の禊として身を清めたことから始まりました。冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りの元には邪気が発生しないという考えも有りました。また、柚子は「融通」が効く、冬至は「湯治」に通じており、縁起も良いという事もあったようです。

 

話は変わる様で続きまして、このブログ更新日の12月15日は新月です。

新月は、月の満ち欠けが始まる月であることから、始めを意味する「朔」という文字を使って、「朔月」とも呼ばれます。

 

 

 

 

 

 

太陽と重なり、月が見えなくなる新月の日は、様々な事を白紙に戻して再スタートをするのに適している日と言われています。新型コロナウィルス感染症も猛威を振るっており、中々外に出る事も憚られますが、新月・冬至とリセット・リスタートの期間、新年に向けて新たな試みの準備をするのもいいかもしれません…..

 

 

 

 

 

以上、津特養Hでした。

       

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