各事業所に即したBCPの策定。

各事業所に即したBCPの策定。

  • 2020.09.16
  • 高齢者福祉
  • Posted by | sensin
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皆様、こんにちは。

久居ケアサービスセンターの田中です。

 

台風シーズンとなりました。

先日の台風10号はかなりの勢力で九州の西側を通過していきましたが、直接被害のなかったこの地方でも局地的には集中豪雨にみまわれました。

 

 

 

 

 

 

第二美杉地域密着型ケアセンターシルバーケア豊壽園に行く途中にある君ケ野ダムの放水の様子です。

 

 

 

 

 

 

ダム放水により増水した雲出川。

もう少し水位が上がるとすぐ近くを通る県道に水があふれ、道路が寸断される恐れがあります。

 

私が担当する地域密着3事業所において事業継続計画(BCP)が策定されている中、大規模災害が発生した時にBCPが機能するのかと言えば正直なところ不安要素が大きいと感じます。

それは発生するであろうという想定値から策定されたものであり体験値からのものではない。災害の状況に即した事業継続計画であればベストです。

 

とは言え何か基準になる対策がなければ、より不安要素は高まり事業運営に支障をきたしかねない事に繋がります。

小規模多機能はその事業の特性から通い、訪問、宿泊など柔軟なサービスの提供が可能であり、大規模災害時のご利用者処遇は比較的柔軟に対応が可能で、どちらかと言えば長期宿泊者への処遇に対しBCPが活かされる思いがします。

 

白山美杉地域の各事業所の注意すべき点で白山地域密着型ケアセンターにおいては洪水被害。地元住民によると「10年に1度は水がつく」と言われていますが、開設して13年目を迎えた今、9年前に一度だけ施設裏の倉庫が10cm程浸かったことがあります。大した被害ではありませんでしたが、今までの経験値からすると白山地域密着型ケアセンターではやはり洪水被害に重きを置いた対策が必要であると感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

白山地域密着型ケアセンターの玄関から見た様子です。

暗雲が立ち込め集中豪雨の前触れ。

避難所は西に約300m離れた川口小学校。洪水時、初動対応が必要なのか?動かない選択肢?しっかり見極めたいものです。

 

また、美杉地域密着型ケアセンターは宇谷川からの土砂流失や停電。

土砂流失は想定し難い災害であり、豪雨災害時に普段と違う様子に関心を持つ視点が必要。

水の流れが急に止まった状況や泥くさい臭いがする等の異常を感じた時の行動が重要になってきます。

そんな危険な環境下に施設があるのかと思いがちですが、美杉地域密着型ケアセンターも安全です。

とは言っても最近の雨の降り方は異常と思える事が多くなってきている状況下、

「天災は忘れたころにやってくる」ではなく「天災は防災を忘れたころにやってくる」と肝に銘じたいものです。

もう一つは道路の寸断でしょうか?今は道路事情も昔に比べると随分と良くなったと思います。

しかしながら、事業を継続するためには職員の手配が必要であり、地元職員が多い美杉地域密着型ケアセンターにおいては職員の出勤ルートに関心を持ち普段の出勤ルート以外に通勤できる道はあるのか?等の予めの確認も必要となってきます。

 

最後に第二美杉地域密着型ケアセンター。ここは施設自体、安全で大規模災害での被害を想定しにくい環境下にあります。ただ、問題は道路事情です。

第二美杉地域密着型ケアセンターへのルートは4ルートありますが一番に考えられる豪雨災害において山崩れで道路が寸断されることは必ず想定すべきことであり、また、電気・水道などのライフラインの停止も普通に考えておくべき状況下でのBCPが必要です。

つまり孤立無援状態になった時に復旧するまでの間、どのように凌ぐかが大切です。

備蓄品や職員の確保、美杉地域密着型ケアセンターや白山地域密着型ケアセンターとの連携は図れるのか、三事業で具現化した対策をBCPに追加し有事に備える。

 

また、私はこれに関しては地元の協力や地元の方々が現在までに培ってきたノウハウを参考にしたいと考えます。

 

災害発生時には防災対策の三要素として「自助・共助・公助」があることはご存知の事と思います。

この自助・共助の部分で地域住民と連携を図り助け合っていく事で災害時を乗り切る。

その為にも普段から地域住民とのかかわりを深く持っておくことが大切。

地域密着型事業の本質であり得意とする分野を防災対策にも活かせれば有事の際にもお互いにとって使いやすい施設であることは間違いないと感じます。

 

9月に入っても秋が感じられない。まだまだ雨がたくさん降りそう。

そんな事つい考えてしまいがちですが、その時々の災害の状況に応じて対処し、ご利用者様、職員、施設を守っていきたいと思います。

 

では、またお会いしましょう!

 

 

 

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