避難訓練=業務継続計画(BCP)=SDGs
- 2023.09.24
- 高齢者福祉
- sensin
皆様、こんにちは。
第二美杉小規模多機能型居宅介護施設シルバーケア豊壽園からの便りです。
毎日猛暑日が続き、9月に入ってもその勢いは収まりません。もはや「地球温暖化」ではなく「地球沸騰化}とも言われております。皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
さて、9月は防災の月ですが有事(大規模災害や火災等)の際には適切に対応ができるよう大区分としては法人の「自然災害発生時におけるBCPのマニュアル」が整備されておりますが、小区分として津地区小規模多機能事業所独自(美杉・白山)のマニュアル作りに関係者で検討を重ねております。
そんな中、事業所としての夜間における火災発生時の対応についてのマニュアルを見直すべく9月12日に行いました避難訓練の様子を発信いたします。
当日は消防署署員のほかに地域の知見を有する方々等、運営推進会議委員様の立ち合いの下、実施し訓練の評価やマニュアル作成において改善すべき点などの意見を頂きました。
消防署署員2名、ご利用者様10名、職員6名、地域住民5名の合計13名で実施しました。
今回は夜間に厨房より訓練火災が発生したという想定で実施、夜勤職員が初期消火、通報、宿泊ご利用者を避難させる手順を確認しました。
消防署署員からの評価は好評であり、通報訓練について大事なことは建物の規模や形状で指令センターは平屋なのか2階建てなのか等、不明なことが多いので詳細に通報する必要がある。
また、初期消火は天井に火が届くまでが限界。
炎の勢いが弱いなら初期消火で十分対応できる場合もある。良かったのは応援を求めた事。事業所の緊急連絡網に基づいての対応で、夜間において何もかもを1人で対応するのは限界があり応援を呼んだのは良かった。
そして、今回の訓練火災は厨房だけの範囲で収まったとの想定で行ったが、当施設の避難経路に火が回ったり煙が充満した場合は他の避難口を予め考えておいたほうが良い、との意見もいただきました。
夜間帯における避難訓練は久し振りで、今回の訓練の評価や消防署署員の意見をまとめ施設においての夜間避難のマニュアルを作成しました。
基本は次の手順です。
(発生火災の規模にもよるが、基本線としての手順となります)
出火⇒初期消火⇒通報(応援依頼も含む)⇒避難誘導
さてさて、冒頭の見出しについて、このような訓練もBCPもSDGsも何らかの形で各々が紐づいております。
(ちなみに今年は9月19日から9月25日はSDGs週間です。)
第二美杉シルバーケア豊壽園の立地条件からすると大規模災害が発生した場合、道路寸断により「孤立」する恐れが十分に考えられます。
そのような状況下に陥った場合「公助」を期待するのは難しい。地域力を頼りに「共助」や「自助」の意識が非常に大切であることは明確です。
9月の防災の月に「明日起こらないとも限らない災害」に対し、
「天災は備えを忘れたころにやってくる」肝に銘じたいものです。
それではこの辺で失礼します。