茹でガエルにならないために
- 2023.07.05
- 高齢者福祉
- sensin
皆さん、こんにちは。
暑い日が続いていますが、毎日いかがお過ごしでしょうか。
我がふたみシルバーケア豊壽園は、周囲を田んぼで囲まれた、のどかな立地となっております。
そのためこの時期、夜になるとカエルの大合唱を聞くことができます。
そしてこちらは、二見興玉神社にありますカエルの置物です。
なぜカエルかと言いますと、興玉神社の祭神である猿田彦神社の使いが、カエルであるとされています。
さらに、「無事かえる」「貸したものがかえる」など、カエルに掛けたゲン担ぎの意味合いもあり、ふたみとカエルとは切っても切れない間柄にあります。
ところで、今の時期カエルと聞いて連想するのは、「茹でガエルの法則」です。
茹でガエルの法則とは、カエルは沸騰したお湯にいきなり入れられるとびっくりして逃げ出しますが、常温の水に入れて徐々に水温を上げていくと、気が付かずにそのまま茹で上がってしまう、というものです。
ゆっくりとした環境の変化や危機的状況には気が付くのが難しく、対応が遅れがちだという考えを表現した言葉です。
(実際には科学的根拠はなく、カエルを熱湯に入れると逃げ出す間もなく死んでしまい、常温から徐々に水温を上げていくと、途中で逃げ出すそうですが)
室内で熱中症になる原因がまさにこれで、室内にいると、室温の上昇に気付きにくいことが多く、気づいた時にはすでに熱中症の症状が出ているということも少なくありません。
熱中症は屋外で発生すると思いがちですが、実際には熱中症の約4割は室内で発生しています。
眩暈や立ち眩み、頭痛や吐き気から始まり、重症になると意識障害やけいれんといった症状に発展します。
エアコンや扇風機を適切に使うことや、風のある日は窓を開けて風を通す(2か所以上開けて風の通り道を作ると効果的です)、遮光カーテンやすだれなどで日差しを遮る、喉が渇いていなくてもこまめに水分補給をする、といった対策で、熱中症を予防しましょう。
私たちふたみ訪問介護ステーションでも、訪問先で積極的に声掛けを行い、ご利用者様の様子に変化がないか気を配っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回もまたよろしくお願いいたします。