仮面ライダーは人間の自由のために
- 2023.03.27
- 高齢者福祉
- sensin
こんにちは。
ふたみシルバーケア豊壽園・訪問介護ステーションのH谷です。
『シン・仮面ライダー』が公開になりましたね。
私はまだ見に行けていませんが、『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトマラン』を手掛けた庵野秀明監督作品ということで、様々なこだわりの仕掛けが施されていることと思います。今から楽しみです。
仮面ライダーシリーズも生誕50周年を迎えました。
特に平成の仮面ライダーシリーズからは、今や日本で知らない人はいないような有名俳優が多数輩出されました。
「ライダー俳優」などの呼称に象徴されるように若手俳優の登竜門としての一種のブランドを確立しました。
昭和・平成・令和と時代の変化に合わせて、作品のスタイルも大きく「変身」を遂げました。
しかし、仮面ライダーは今も昔も子どもたちの憧れのヒーローであり、その本質は時代を経ても変わることなく普遍的なものだと思います。
仮面ライダーの原作者である石ノ森章太郎氏が、作品について語った言葉の中で私の好きなものがあります。
『ナニが正義でナニが悪かが判然としない現代シラケ社会で、子ども時代「正義が必ず悪に勝つ」という単純で当然だが大切な構図(信念)を、子ども時代にキチンと意識の中にとどめていただけさえすれば、それはそれで十分意味のあることだ、と思う。』<1989年11月 石ノ森章太郎 / 愛蔵版「仮面ライダー」あとがき>
仮面ライダーは飽くまで子供たちのヒーローであり、「正義が必ず悪に勝つ」勧善懲悪のスタイルにこだわった、氏が作品に込めた思いが見て取れます。
仮面ライダーが誕生日した昭和の時代以上に、「ナニが正義でナニが悪かが判然としない」現代の社会は価値観が多様化しています。
何かひとつだけでも、これが正しいと子どもたちに胸を張って言えるようなものを持てる大人でありたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回もまたよろしくお願いいたします。