夏深し
- 2021.08.10
- 法人
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部経営企画室の長岡です。夏本番もいよいよ佳境に入り、ギラギラした太陽光線が容赦なく日本列島全体を覆うように降り注ぎ、息をするのも暑苦しい毎日ですが、いかがお過ごしのことでしょう。
気象庁では一般的に、1日の最高気温が摂氏25度以上の日を「夏日」、30度以上の日を「真夏日」、35度以上の日を「猛暑日」と区分しているそうですが、ここ数日は猛暑日が続き、報道でも噴水の近くではしゃぐ子どもたちの映像を背景に、本日も「うだるような暑さ」を連呼。ちなみに、この「うだる」は漢字で書くと「茹だる」であり、お湯で十分熱せられる、ゆであがるという意味の「ゆだる」が変化したものと言われています。想像しただけでも汗が噴き出してきそうです(笑)。
ともあれ、こう暑い日が続くと、勢いみんなで集まって海や山へ繰り出し、BBQやアウトドアなどで一気に楽しく発散したいところではありますが、ご存じのように、新型コロナウイルスも、オリンピックの熱気とともに首都圏から全国へと拡散し、三重県も例外ではなく先週末、県独自の「緊急警戒宣言」発出し、注意を促しているところとなっております。
「じゃあどうすればいいの、この暑さ」となりますが、エアコンの有効活用とともに、昔からの「打ち水」や、「よしず」などを併用することで、わずかでも快適度が増すそうです。特に打ち水は、早朝や夕方など日差しの弱い時間帯がおすすめで、家屋の周囲に加え、室外機のそばにもすることで、冷やされ空気が屋内に取り込まれることから、エアコンの効きがよくなるとか。
一方、セミの鳴き声も、昼間はどうしても暑さを増幅するように聞こえて不快感が高まるようですが、夜更けに聞くと音量も小さくなり、セミの成虫としての期間の短さからか、かえって物寂しさが心に染み込んでくるようで不思議な気がします。
ひそやかに 栗育ちをる 酷暑かな (阿部みどり女 ・ 作)
気がつけば、今年ももう立秋(8月7日)を過ぎています。人間の感情をしり目に、植物の内部では既に秋の実りに向けて準備がすすんでいるようです。これからも残暑厳しい日々が続きますが、季節はいよいよ陽から陰へと確実に移行していきます。時には思わぬ涼風に吹かれることもありますので、くれぐれもご自愛のほどを。
では、また。
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