2021年5月

近世史の「フクシ」「Sensin NAVI NO.592」

  • 2021.05.05
  • Sensin NAVI
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。

今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその592」となります。

 

 

 

 

 

・・・今回のお題は近世k史の「フクシ」「Sensin NAVI NO.592」をお送りします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なによ、歴史モノ・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フクシの歴史も大事なこと…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コメントがありきたりですね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むむ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは!「Sensin NAVI NO.592をお送りします。

 

今回は近世史の日本における福祉のお話です。

以前にも近いテーマで紹介しましたが、今回はさらに具体的な内容となります。

 

 

 

 

そもそも日本の福祉のルーツは?

いつからはじまったのか?

 

 

 

 

・・・正直明確な根拠はないわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わりかい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まあまあ・・」待て待て~。

 

 

近代と言われる明治時代以降は、やはり恤救規則や救護法をはじめとした法制度が、現在の日本における福祉制度のルーツに位置付けられています。ちなみに近代は一般的に明治から第二次世界大戦前までを指し、いわゆる現代はその後を言います。なお、近世は室町時代末期から安土桃山時代(いわゆる戦国時代)を経て江戸時代が終わるまでをそう呼びます。

 

 

 

・・・さて、明治以降に制定された各法のの根底にあるのは?

 

多くの定説の中、その根底は近世の「江戸時代にあった」と言われています。

 

 

当時は、「憲法」などの法律をまとめているものがなかったため、福祉制度などももちろんありませんでした。

その中で生まれたのが、ご家族や地域内で相互扶助を行う文化・・・いわゆる村落共同体です。

ご家族や親類だけでなく、村全体で支えあう仕組みがその時代にあったわけです。

またもうひとつ有名なのは、「5人組」制度たるもの。

5人組制度は、村では惣百姓、町では地主・家持を近隣ごとに五戸前後を一組として編成し、各組に組頭などと呼ばれる代表者を定めて名主・庄屋の統率下に組織化したもの。

連帯責任・相互監察・相互扶助の単位として、その地域をまとめる領主はこの組織を利用した治安維持のほか、村の中の争議の解決、年貢の確保などの徹底は図ったわけです。

 

その後の法整備とともに5人組は法制的には消滅することになりますが、第二次世界大戦中の隣組、或いは戦後の町内会にその性格は受け継がれていくことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ほかにも、日本の社会福祉にとって第5代将軍の徳川綱吉による「生類憐みの令」もある意味大きな影響を与えるものとなりました。

「生類憐みの令」は、歴史好きなら誰しもご存じ(?)、いや中学校の歴史でも必ずといっていいほど学ぶ内容かと・・・。

 

 

犬将軍の由来からもあるように、「犬を保護した愚策」としてよく称されることがありますが、

本来の主旨は異なります、「生き物をすべてを大切にする」という考えのもの。

ですので、「生類憐みの令」では、犬以外にも、子どもや病人にも適用されるものとなっていました。

そんな法令ですが、当時自助が主流であった日本の福祉に、「救済」という新たな概念を吹き込んだ歴史的なものと言えます。

 

しかしこうした新たな概念を取り入れた「生類憐みの令」も、発布されたもののその効力はそれほど強いものではありませんでした。救済自体を全国展開するだけの余力がなかったのが当時の幕府であったわけで、結果的には上記のような相互扶助に頼らざるを得なかったわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そんな村々で誕生した5人組は、当時介護も担うことになります。

このような村全体で支えあう仕組みである「5人組」「村落共同体」ですが、戦後核家族化や少子化の影響を経て、その考えや概念は希薄していくことになります。

 

 

 

社会情勢と時代の変化によるものですが、一方でこうした概念がいままさに求められているように感じます。

それが今国が推奨する「地域包括ケアシステム」。

「5人組」がすべてではないにせよ、地域全体で支えあう仕組みの構築が、今後それぞれの地域に求められていることに、違いありません・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう一回教科書見ないとな・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上!近世史の「フクシ」「Sensin NAVI NO.592」をお送りしました。

それではまた。

 

       

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