介護医療院の「いま」「Sensin NAVI NO.591」
- 2021.05.05
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその591」となります。
・・・今回のお題は!介護医療院の「いま」「Sensin NAVI NO.591」をお送りします!
「介護保険施設のひとつね・・・・」
「そうだ!新たな施設体系こと介護医療院!!」
「まだできて間もないですしね・・・」
「そうだ!」
それでは!「Sensin NAVI NO.591」をお送りします。
今回は介護医療院の話です。
介護医療院は、医療と介護、そして住まいの3機能を併せ持つ新たな介護保険施設として、2017年の介護保険法改正で創設されたもの。
2018年度の介護報酬改定で単位数や構造・設備基準等が設定され、2018年4月から各地で開設がスタートしています。
2020年6月末時点の厚労省の調べでは、515施設の介護医療院が開設され、総ベッド数は3万2634床となったそう。
この介護医療院ですが、「介護療養型医療施設」に代わる新たな体系として創設されたもので、
この創設により、その介護療養型医療施設からの転換が最も多い統計になっています。
さて、そんな介護医療院とはそもそもなんなのか?
医療と介護、住まいの3機能を併せ持つ施設とはいっても、介護保険施設にはほかにも介護老人福祉施設や介護老人保健施設が存在します。
2017年度末で廃止となった「介護療養型医療施設」に代わり誕生したものですが、
いわゆる「長期的な医療と介護の両方を必要とする高齢者を対象」とした施設となります。
「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能だけでなく、「生活施設」としての機能を提供できる施設です。
なお、先述する介護療養型医療施設の全面廃止までは6年間の猶予があります。
つまりは2024年3月。
・・・ではほかの介護保険施設も紹介します。
・介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム 通称:特養):要介護者のための生活施設
・介護老人保健施設(老健):要介護者にリハビリ等を提供し、在宅復帰を目指す施設
・介護療養型病床:病院・診療所の病床のうち、長期療養を必要とする要介護者に対し、医学的管理のもと行われる介護、必要な医療等を提供する施設
このうちの「介護療養病床」が廃止されるわけです。
介護医療院は、今後ますます増加が見込まれる慢性期の医療・介護ニーズへ対応するために、要介護者に対する長期療養のための医療と日常生活上の介護を、一体的に提供することを目的として創設された経緯があります。
なお、介護医療院にも、ほかの介護保険施設同様、「運営」「人員」「設備」などに関する基準が定められています。
例えば設備基準ですと、診察に適した診察室、1人あたり床面積8.0㎡以上の療養室、40㎡以上の機能訓練室、談話室、食堂、浴室、レクリエーションルームなどが必ず設置しなければなりません。
この介護医療院の対象ですが、
「重篤な身体疾患を有する方や身体合併症を有する認知症高齢者の方等に長期療養等を行う」ことを目的としているため、
要支援1、要支援2の高齢者は利用することはできません。ですが要介護1~5と判定されても必ず入居できるというものでもありませんのでご注意ください。
2018年4月の介護報酬改定では、
・認知症の方への対応
・低栄養リスクの改善
・・・など、事業所が係る様々な取り組みに対しての加算が多く新設されました。
直近の制度改正でもそうで、例えば認知症であることや低栄養リスクが高い、さらにはそ排泄支援を受ける必要性があるなど、取り組みを評価する加算対象である場合、或いはそういった目的が明確な場合には、優先的に入居対象となると考えられます。
さて、そんな介護医療院ですが、皆様が住むお近くの地域にも増えつつあるのが現状となります。
ほかの介護保険施設同様、地域を支える医療・福祉拠点のひとつが、この介護医療院なわけです。
「介護医療院か、なるほどな・・」
以上!介護医療院の「いま」「Sensin NAVI NO.591」をお送りしました。
それではまた。
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