高齢者施設の給食。
- 2018.11.21
- 法人
- sensin
こんにちは。財務経理課の村本です。
今回は高齢者施設の給食を紹介します。
こちらは甲賀シルバーケア豊壽園で提供している とある日の昼食です。
メインは牛すき焼きです。その他 温泉卵とフルーツです。
上下2枚ありますが、違いがわかりますか?
上の写真は普通食で、下の写真がやわらか食です。
通常、咀嚼や嚥下の力が弱い方の場合、食事を刻んで提供することが多いと思います。
その場合、原型がわからなくなり、見た目では「これはなんだ?魚か?肉か?」
ということになってしまい、また、刻むことで逆に誤嚥しやすくなったりします。
このやわらか食、は舌や歯ぐきで潰せる程度の軟らかさの食事です。
普通食とはやや見た目が異なりますが、食材の加工法、調理方法を工夫することで軟らかく仕上げています。
食感が「ふにゃっ」とした感じです。味もおいしいです。中には微妙な食感で普通食にはかなわないものもありますが、
何にしても見た目で楽しめるのが一番です。
高齢者の給食については、健康を維持し、食事を楽しんでいただくことを目的に提供しています。
ですが、食事の提供については考えるとことが多く、
食事を刻んでしまっては、食事の楽しみがなくなってしまわないか?
といって、このやわらか食はセントラルキッチン方式(工場から調理加工された状態で施設に届く)のため、
献立は自由に決められず、またご利用者ひとりひとりの個別の要望対応はほとんどできない
かといってセントラルキッチンでなく、現地調理の施設では、数百食を提供するところもあり、大量調理の中、ご利用者全員が満足することはできるのか?
…などいろいろ課題はあります。
そんな中、各施設の栄養士さんや介護員、給食委託先の調理員さんの努力や工夫のもと、日々おいしく安全な給食を提供しています。