年の瀬に。
- 2020.12.23
- 法人
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部経営企画室の長岡です。
今年もいよいよ押し詰まり、何かと気ぜわしい毎日ですが、いかがお過ごしのことでしょう。
兎にも角にも、1年の締め括りである年の暮れともなりますと、仕事の面では言うに及ばず、暮らしの方面でも、年賀状の作成や親せき等へのあいさつ回り、お正月に向けた食料品や酒肴の調達に部屋の片づけ、大掃除など盛りだくさんで、体力的にも精神的にも暦の重圧を感じる日々。
例年であれば、忘年会や各種イベント、或いは久しぶりの友人との再会などで、少しは発散できる向きもありますが、今年はコロナ禍が加わり、それもかなわず、巣籠もり状態の閉塞感から、ストレスも3倍増といったところではないでしょうか。
ちなみに、先日(12月21日)は冬至で、北半球では、昼が最も短く夜が最も長い日でした。
ということは、1年で太陽の力が最も弱まる日であり、陰陽道では、冬至を陰の極まる日とし、翌日からは再び陽となって上昇気運に転じることを祈念して「冬至節」が行われ、古代中国では、冬至の月を1年の始まりとしています。
キリスト教が広まる以前のヨーロッパにおいても、先住民のケルト人や古代ゲルマン人の間では、暗くて寒い冬の時期は悪霊の力が強まるものと恐れられていましたが、冬至を境に太陽のパワーが復活するとの考えから、12月25日に「ユール」と呼ばれる祝福のお祭りが行われていました。
これが後のクリスマスの起源であり、その時燃やされていた大きな木の幹を模した丸太型のケーキが「ブッシュ・ド・ノエル」となって、今に伝えられているのだとか。
年の瀬や うららかなれば 何もせず ( 作 ・ 細見 綾子 )
この時期から年末までを「年の瀬」というのも、川の浅瀬の流れのように、どうしても忙しくバタバタとしてしまいがちですが、時には一年を振り返って一息つく時間が持てるようにしたいものですね。
家々の庭先には、所どころで南天が実を結んでいるのを目にしますが、その名の由来どおり、来年は是非「難を転ずる」年になってほしいものと心より願っています。では、また。
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