栄養マネジメント加算の真髄。「Sensin NAVI NO.419」
- 2020.10.10
- Sensin NAVI
- sensin
皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。
今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその419」となります。
・・・今回のお題は!栄養マネジメント加算の真髄をお送りします!
「あら・・・施設系の加算のひとつね」
「介護における支援には、単に介護するだけではぬぁい!
機能訓練や医療的ケア、さらには健康管理!そして栄養管理も大切な要素のひとぉつ!!」
「介護分野の栄養に関する加算の、まさに鉄板ですね・・・」
「その闘志(とうし)!」
それでは!「Sensin NAVI NO.419」をお送りします。
〇介護老人福祉施設
○介護老人保健施設
○介護療養型医療施設
○地域密着型介護老人福祉施設
◯介護医療院
栄養マネジメント加算の「算定要件と算定基準」についてご紹介します。
・常勤の管理栄養士を1名以上配置していること。
・入所者の栄養状態を施設入所時に把握し、入所者ごとの栄養ケア計画を作成していること。
・計画に従い栄養管理を行い、入所者の栄養状態を定期的に記録すること。
・定期的に評価し必要に応じて計画を見直していること。
いわゆる"栄養ケアマネジメント"ですが、管理栄養士の配置数の違いによって、その効果に差があることが報告されています。
しかしながら、大半の上記介護保険施設では1名配置が一般的です。
その効果について報告された内容は、あくまで参考ですが、
管理栄養士の1名配置よりも、2名配置のほうが医療機関への入院率が低いことが分かっています。
1名配置では1年間の累積入院率30.6%に対して、2名配置の場合は、20.3%と報告されているそう・・・・。
一方で、管理栄養士が配置されていない場合、医療機関への入院率というのはより高くなってしまうということも言えます。
そういった面からも管理栄養士の存在は非常に大きいわけです。
また栄養に関しては、リハビリテーションとの関連性も非常に高いとされ、俗に「栄養なくしてリハビリなし」と言われています。
さてここで、そんな栄養に関する「栄養マネジメント加算」について、あるQ&Aを紹介します。
*点滴のみで絶食中の方について、栄養マネジメントは算定できるのか否か?ちなみにほぼ看取りに近い状態で、看取りプランもと管理栄養士も多職種協働にて定期的に見直しを行っています(ご家族へ説明及び同意もあり)。
それがこちらのQ&Aです。
「薬価収載されている濃厚流動食しか摂らない入所者や点滴のみにより栄養補給を受けている入所者に対しても栄養ケアマネジメントを実施すべきと考えて良いか」
(答)栄養ケアマネジメントは、入所者の栄養状態を適切にアセスメントし、その状態に応じて栄養補給、栄養食事相談、栄養管理などの課題の解決について多職種協働により栄養ケア計画を作成し、マネジメントを行うものであって、濃厚流動食しか摂らない入所者や点滴のみにより栄養補給を受けている入所者であってもそのようなマネジメントの必要性は変わらない。
・・・といった形で明記されているわけです。
ですので、さきほどの例の方についても、しっかりと要件を満たしていれば算定が可能というわけです。
以上!栄養マネジメント加算の真髄をお送りしました。
それではまた。