夏本番に向けて。
- 2020.07.28
- 法人
- sensin
みなさん、こんにちは。法人本部経営企画室の長岡です。今年の梅雨は、長く停滞する梅雨前線に、南からの暖かく湿った空気が流れ込むことによって、各地で河川の氾濫や土砂災害など甚大な影響をもたらし、被災地での1日も早い復興を願うばかりですが、皆さま、いかがお過ごしのことでしょう。
家の近くを流れる川も、曇り空のもと普段より幾分水量を増し、上流からの砂礫を含んでいるからか、やや褐色を帯びた水流を、水門を通じ勢いよく用水路に流し込んでいる様子が窺えます。
ところで、天気予報などでも毎日のように耳にし、水害の元凶ともいえるこの「梅雨前線」ですが、いったい何者なのかと申しますと、まず「前線」というのが、北から来る冷たい空気と、南から来る温かい空気とがぶつかる境目(場所)のことを言います。
そこでは、性格の異なる空気が激しくぶつかることで上昇気流か発生し、特に南からの空気は水蒸気を多く含んでいることから、それが大量に雨雲を発達させ、大雨や雷、暴風などの悪天候をもたらすのだそうです。
しかも梅雨時には、寒気と暖気の勢いが拮抗しているため、一進一退を繰り返しながら日本列島に居座る期間が長く、停滞前線の最右翼に数えられています。
この梅雨前線が、ゆっくりと北上するか、混ざり合ったりして消滅する時期が、いわゆる「梅雨明け」となり、いよいよ「夏本番」を迎えることになります。あともう少しですね。
季節としての夏はとっくに来ているのに、わざわざ「本番」というのも可笑しな表現ではありますが、それだけジメジメ、ムシムシとした梅雨という長いトンネル抜ける爽快感が、日本人の気持ちを代弁しているような気がします。
そして、例年であれば、海水浴や花火、キャンプや夏祭りなど、いろんな行事が盛りだくさんの時期ですが、今年に限っては、各地のイベントなどは軒並み中止や延期のオンパレードで、「夏本番」の熱気やわくわく感がないのがちょっと寂しいですね。
向日葵(ひまわり)に 雨雲それて しまいけり (阿部みどり女:作)
新型コロナウイルスの終息がなかなか叶わぬ現実の中にあって、ご家族や親しい友人に再会することすら難しい状況がまだまだ続きそうですが、そのような困難な時期にこそ、例えばICTなどを工夫して、わずかでもまた間接的であっても、お互いの無事を確かめ合える機会が持てれば、それはそれで、夏の日のいい思い出になるのではと、思うようにしている今日この頃です。では、また。
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