「アドバンス・ケア・プランニング」をご存知ですか?
- 2019.02.06
- 高齢者福祉
- sensin
こんにちは 久居ケアサービスセンターの日高です。
立春を過ぎ、暦のうえでは春が始まりましたが、まだまだ寒い日が続いています。
さて、皆さんは「アドバンスケアプランニング」という言葉をご存知でしょうか?
「将来の意思決定能力の低下に備えて、患者様やそのご家族とケア全体の目標や具体的な治療・
療養について話し合う過程(プロセス)」と定義されています。
人は、誰でも命に関わるような病気やケガをして、命の危機が迫った状態になる可能性がありま
す。しかし命の危機が迫った状態になると、約70%の方が治療やケアなどを自分で決めたり、人
に伝えたりすることができなくなると言われているそうです。
万が一のときに備えて、どのような治療を受けたいか、または受けたくないか、自分が大切にし
ていることなど、前もって自分自身で考えたり、大切な人たち(配偶者、子ども、兄弟、親戚…)
と話し合っておくこと、その人に気持ちや希望を伝えておくことが重要となります。
大切な人たちと話し合いをしておくことで、万が一自分の気持ちを話せなくなったときには、そ
の人たちが代弁者となってくれるのです。
エンディングノートや終活という言葉もよく聞かれるようになってきました。
私の両親からも「延命治療はしないで」「私らがおらへんようになったら…」という言葉を聞くよ
うになりましたが、具体的なことはまだ何も話し合っていない状態です。
もしものとき、となると大きな問題すぎて考えることが難しいかもしれません。
まずは、今の自分にとって何が大切なのか、自分にとっての大切な人は誰なのか、自分自身のこと
をしっかり考え、実際に言葉にしてみることから始めてみませんか?
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