2020年5月

地域生活支援事業「日中一時支援」。「Sensin NAVI NO.322」

  • 2020.05.05
  • 障がい福祉
  • Posted by | sensin

皆様こんにちは、ブロガーのMるでございます。

今回お届けするSensin NAVIですが、「レッスンその322」となります。

 

 

 

 

 

・・・今回のお題は!地域生活支援事業「日中一時支援」をお送りします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地域生活支援事業ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ。介護であれば地域支援事業、障がい者を対象とした事業がこの地域生活支援事業というわけだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

K子①

「あんた前回知らなかったでしょ・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは!「Sensin NAVI NO.322」をお送りします。

 

 

 

まず地域生活支援事業ですが、

 

「障害者及び障害児が、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、地域の特性や利用者の状況に応じ、柔軟な形態により事業を効果的・効率的に実施。もって、 障害者及び障害児の福祉の増進を図るとともに、障害の有無に関わらず国民が相互に人格と個性を尊重し安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与する。」

 

・・と定義されています。

 

 

 

 

 

 

 

地域生活支援事業は、お住まいの都道府県や市町村が主体となって行う事業で、

地域で生活する障害のある方のニーズを踏まえ、地域の事情に応じて、各地域自治体の創意工夫で事業の詳細を決定するよう求められています。

 

 

その中の事業に、「日中一時支援」たるものがあります。

当法人でもいくつかの事業所がこの事業を運営し今に至ります。

日中一時支援の目的は、障がい者等の日中における活動の場を確保し、障がい者等のご家族の就労支援及び障がい者等を日常的に介護しているご家族の一時的な休息とされています。

 

 

障害者総合支援法の地域生活支援事業に位置づくサービスのひとつで、やはりここで特にポイントとなるのは、「ご家族の一時的な休息を図る」という点。

 

その一時的な休息を得るために、

「日中」

「一時的に」

「障がいのある方の活動の場の確保する」

・・・サービスということ。

 

 

障がいのある方を日常的に支援されている保護者の方を中心としたご家族と言われています。

そのご家族をはじめとした介護者や支援者に、最低限の休息をとることは非常に重要なこと。

障がいのある方の支援は、非常に負担の大きいものだと言われています。無理が重ならないよう、負担を増大させないよう、

そうした目的のもと実施されているのがこの事業なわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、障がい者支援における様々な負担や課題を紹介しています。

安易に枠組みができるものではなく、個々の状態や生活環境、あるいは地域にある社会資源の有無や充足値にて大きく変化するものと考えます。

 

まずは、

① 障がいのある方を支えるご家族の方への負担。

ご家族の負担として考えられるのは、「身体的」「精神的」、そして「経済的」なものがあります。

特に経済的負担としては、「介護のために働けない」「障がいや症状が重くなり、医療費の負担が増える」などが考えられます。

 

 

次に② 虐待という問題。

上記のような負担の中で、残念ながら起こってしまうことに「虐待」があります。

厚労省が発表した過去のデータでも、虐待を受けた障がい者の方の数は、約3,000人以上とされています。

特に身体的な虐待が6割と多く割合を占めており、次に心理的虐待、経済的虐待、さらには放置・放棄と続いています。

 

 

 

 

それから、③ 保護者の方を中心としたご家族が障がいのある方を支援できなくなるという問題。

支援の中心となるには保護者やご家族になりますが、負担増大にて精神に支障をきたしてしまったり、成長に伴い身体的な負担が大きくなり、結果支援される方ご自身が身体に何らかの不具合を抱えるようになってしまうといった場合があります。そうなると、直接支援したくても困難になるといったケースが想定されます。

 

 

 

 

 

最後に、④ 老障介護という問題。

加齢に伴う衰えにより、保護者やご家族が認知症に患ってしまうといった場合があります。認知症予防には、過度なストレスや運動不足など様々な要因が考えられていますが、例えば障がいのある方への支援に集中するあまり、気分をリラックスしたり休暇をとることができないなど、認知症の発症リスクが高まることにも繋がります。

支援の中心となるご家族の方が、できるだけ長い期間に渡って支援を行っていくためにも、休暇や休養は非常に重要なことです。

 

 

 

こういった負担をより最小限に、

そして支援できるようなサービスこそ、今回紹介する日中一時支援なわけです。

決して無理をせず、気軽に活用してほしい、そんな事業のひとつを紹介しました。

 

 

 

 

以上!地域生活支援事業「日中一時支援」でした。

それではまた。

 

       

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