2019年7月

『ポリファーマシー』について学んできました!

  • 2019.07.23
  • 医療
  • Posted by | sensin

こんにちは。リラステーションです!

 

早いもので、世間は夏休み!

日差しは少ないものの、ムシムシした日が続いています。

今週中盤あたりから、晴れの日が続きそうな予報が出ていますね!

今年の夏も、そろそろ酷暑到来・・・でしょうか?

こまめな水分補給を心がけて、脱水や熱中症に気をつけましょう!

 

 

 

 

さて、今回は『ポリファーマシー』についてです。

 

つい先日、「漢方薬と西洋薬の併用に関する最新知見」という題材の講演を聞いてきました。

 

 

 

 

現代医学において、東洋医学と西洋医学は表裏一体であり、両者を切り離すことはできない関係にあるといいます。

 

風邪などで病院を受診した際に、漢方薬を処方されることも度々あります。

 

講演の中では、西洋薬と漢方薬を併用することで、薬の数を減らし、
なおかつ効果が出やすくなった!という事例の紹介もありました。

漢方薬と西洋薬の併用の可能性は無限・・・!というわけです(*’ω’*)

 

私たちは、医師でないので実際に薬を処方したりすることは無いのですが、
鍼灸治療に漢方の考え方は切り離せないものがあるので、とても興味がありました。

 

ところでみなさんは、『ポリファーマシー』という言葉はご存知ですか?

 

ポリファーマシーとは、「多剤併用」を意味する言葉です。

 

単に、たくさんの薬を服用しているという意味合いだけでなく、
薬剤が多いことで薬物有害事象につながる問題のことを言います。

 

 

主に、高齢者では、処方されている薬剤が6~10種類以上あると薬剤有害事象が発生しやすいと言われています。
どうしても、複数の病気にかかると処方される薬剤数が多くなってしまいます。

現在では、多剤併用がほとんどで、単剤使用はごくまれとまで言われています。

 

 

薬には「飲み合わせ」があり、何種類かの薬を合わせて服用することで、薬の効果・効能が抑制されてしまったり、
逆に、効果・効能が増強されてしまい、危険な状態に陥る場合もあります。

 

病院で薬を処方されていない人でも、自己判断で市販薬を購入し、服用する際にも同じことが言えます。

その際は、添付文書の警告・禁忌の欄を良く読んでくださいね!

 

 

また、たくさんの薬を服用することで、腎臓の機能が低下してしまい、重篤な状況に陥ることもあると言われています。
特に高齢者は、複数の病気にかかることが多くなるため、そのリスクが高く、
腎排泄の低下や、低アルブミン、代謝の低下などにより、医薬品の血中濃度が上がりやすくなるため、作用が増強されやすくなります。

 

身体が良くなるように服用しているのに、かえって悪影響が出てしまうのは残念ですよね。

 

 

複数の病院で、それぞれの症状に関する薬を処方されると、中には重複するものもあるでしょう。
ですので定期的に、薬の整理をする方もみえます。

 

薬の服用に関しては、医師の指示のもとになりますので、主治医とご相談していただくことが最善です。

 

 

最近では、お薬手帳があり、服用している薬の情報を医師・薬剤師に、正確に伝えることができます。
また、薬の管理と記録だけでなく健康管理に使えたり、緊急時や災害時に持っていると安心です。医療費が安くなるメリットもあります!

 

有効的に活用したいですね!

 

ちなみに私・・・お薬手帳を見て「あ、こんなに通院サボってる!!」と確認しています・・・
↑こういうのはダメな例ですね・・・(´-ω-`)笑

 

       

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